結納・婚約
最近の結納事情

■結納事情

結納をするかしないかは二人の気持ち次第ですが、結納を交わす習慣が根強く残っている地域も。親も交えて話し合い、自分たちらしい婚約の形に。

■昔とは変わりつつある

結納のスタイルは昔と今ではずいぶん変化しています。 たとえば結納金も、もともとは家制度のもと、嫁入りの支度金として男性側から女性側に贈られたものでした。現在では、現金そのものを贈ることは滅り、婚約指輪など記念品を贈ることが多くなりました。男性から女性に贈るというしきたりは残りつつ、「婚約記念品を贈る」という考え方に変わってきているのです。また、関東では「結納返し」といって、男性側から受けとった結納金の半額を女性側から返したものですが、最近では、最初から結納返しの額を差し引いて受けとるケースも増えています。ほかに、女性側からも婚約の記念品を贈ることが多いようです。
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■しきたりを確認する

「結納はできるだけ簡単にしたい」と考えるなら、まず本来のしきたりや意味を理解しておきましょう。そうすれば、おのずから「これは省略できる」という点が見えてきます。結納の形は変わりつつありますが、地域によってはしきたりが根強く残るところもあります。両家で地域に伝わる慣習や考え方についてよく相談し、折り合いがつかない場合は、本人たちで説得するのが理想です。

■結納をする?しない?

最近の調査によると、全国平均で、結納をしたカップルは4 割くらい、残りの6 割のうち、約5割強が結納をせず、顔合わせなどの食事会をしたケース。そして、1割くらいが何もしなかったというカップルとなっています。いずれにしても、結納に関しては、双方の親の意見を十分考慮したいものです。

■結納は昔と今で、どう違う?

<スタイル>
本来は・・・
仲人は使者となり、最初に男性宅へ行って結納品や受書を預かり、女性宅へ行って結納品を納めるというのが正式な方法です。

最近は・・・
両家と仲人(立てる場合)が集まって結納を行う略式が主流になっています。儀式のあと、みんなで祝い膳を囲みます。

<場所>
本来は・・・
仲人が往復する場合は、両家の自宅で行います。この場合、家を掃除したり、食事などを準備したりといった、女性側の負担が生じます。

最近は・・・
両家の距離が離れている、準備がたいへんなどの理由から、ホテルや式場、レストランで行うことが増えています。

<日取り>
本来は・・・
大安を選ぴ、「祝いごとは早いうちに」のしきたりに応じて、午前中に。
10〜11時ごろに始め、昼食を一緒にとるケースが多いようです。

最近は・・・
親が日柄にこだわらないなら、仏滅以外の両家の都合のいい日に行うことが多いようです。ただ、年配者など、気にする人もいるので配慮を。

<準備するもの>
本来は・・・
地域のしきたりに合わせて結納品をそろえます。あわせて、結納品の品目と数を記した「目録」、結納品を受けとったことを証明する「受書」も準備。結婚は家同士のつながりでもあるので、「家族書」「親族書」も必要です。

最近は・・・
正式には9品ですが、結納品を7品や5品、または、3品に減らすこともあります。奇数にするのは「ふたつに分かれない」という縁起かつぎからです。「目録」や「受書」は、結納セットに入ったものを使うのが無難です。

<服装>
本来は・・・
男性本人は略礼服、女性本人は振袖、母親は留袖、父親は紋付かモーニングというように、正装が基本。ただし、完霊な正装は珍しいようです。

最近は・・・
略礼装や平服の場合が多いようです。なお、会場となるホテルやレストランの雰囲気に合わせることも大切です。