ウエディングスタイル
自宅結婚式

■古来からあるスタイル

日本でもっとも歴史が深いのは自宅結婚式です。以前は新婦が新郎の家に嫁いでいたので、自宅結婚式は新郎宅で行われるのが一般的でした。 支度を調えた新婦が媒酌人に付き添われて新郎宅に向かい、新郎宅では身内が集まり、祝言の用意を整えて新婦を迎えます。 式の中心になるのは杯事で、神前式で行われる三三九度のルーツは自宅結婚式にあるといわれています。「祝言」という言葉が似合う、小ぢんまりとした、しかし、おごそかな雰囲気あふれるスタイルです。
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子育て

■伝統的な日本の結婚式

地方の旧家などでは行われていることもあるようですが、今ではほとんど見られなくなりました。慣れ親しんだ家で行う、伝統的な日本の結婚式です。

■現代風にアレンジ

魅力は、身内だけのアットホームな雰囲気と会場費を抑えられる点でしょう。式が終わるとそのまま祝宴に移りますが、式場と宴会場の費用がかからないので、その分衣装や料理代にかけられます。 自宅結婚式を行うのは、床の間のある日本座敷が一般的ですが、今では洋室でも行われます。現代府にアレンジし、ホームパーティー風にすることもあります。杯事にこだわらず、牧師や神主を自宅に呼んで挙式を行うケースもあります。

■自宅結婚式のメリット・デメリット

メリット
費用を抑えられる
会場費がかからないため、その分、ケータリングなどの料理に配分できます。

究極のおもてなしの形
自宅での祝宴は最高のおもてなし。自分たちがプランナーになって作り上げることができます。場所は、新郎新婦どちらかの自宅よりも、新郎新婦の新居で行われることが多いようです。

厳粛かつアットホーム
古来から伝わる形式なので、おごそかな気分になります。一方、自宅という場所柄、祝宴では、アットホームな雰囲気を味わえます。

デメリット
予算オーバーに注意
会場費はかかりませんが、すべて自分で行うので、司会やカメラマンなどを自分で調達すると、思ったよりもお金がかかることも。そういう場合はプロデュース会社に一任しても。

退屈な式になりがち
ホームパーティー風にもできますが、自分たちの自由度が高い分、「ただの宴会」にならないような注意が必要です。

広い会場が必要
規模にもよりますが、旧来の自宅結婚式の形をとるには、床の間のある日本座敷が必要です。

■自宅結婚式の流れ

1.新郎新婦の入室
  参列者は新郎新婦それぞれの父母、家族、近い親戚です。まず参列者が会場に入って着座し、媒酌人夫婦に付き添われて、新郎新婦が入室します。

2.夫婦固めの杯
  媒酌人が開式を宣言したあと、夫婦固めの杯(いわゆる三三九度のこと)を交わします。親族の男児が銚子、女児が杯台を持って、大中小の杯にお神酒を注ぎます。

3.親子固めの杯
  新郎の父母、新婦は別室に移り、親子の杯を交わします。杯は、新婦と新郎の両親、新郎と新婦の両親の間で交わされます。なお、交わす順番は地方により異なります。

4.親族固めの杯
  父親同士、次に母親、兄弟姉妹の順で、両家交互に杯を回し、最後に新婦が納めます。最近では、媒酌人の合図で、一同が「おめでとうございます」と言って乾杯することもあります。

5.式終了
  媒酌人があいさつをして、終了です。そのあと、祝宴に移ります。祝宴は同室で行われる場合のほか、部屋を移す場合、また、挙式だけ自宅で行って、ホテルや料亭などに場所を移す場合などがあります。